千と千尋の神隠し
色んなものに囲まれて、
自分の気持ちを吐き出す間もなく
周囲から先に、アレコレと言われる日々で暮らしていたら?
どんな心理になるだろう。
ふと、そんなふうに思った。
いらない場面で構いすぎて、
大事なときには無関心。
そういう親もいる。
きっと、欠乏してくいく。
与えられているものに、感謝しつつも
でも、そうじゃないコトにも、同時に気づいている。
そして本当の気持ちを言う場を失うこともある。
見失う、自分自身という、存在。
薄れゆく、本来の自己。
こんなに色々なものに囲まれてもいるのに
暖かくない。
そういう感じとか。
「誰かに必要として欲しい」
寂しさのはじまりでもあったり。
自分と向き合うって“何か”がないとなかなか出来ない。
最初はつらいけど。
それを超えて、自分を知れれば
どうすれば前に進めるかとかいう
強さが生まれる。
心の真ん中の塊を掴むように。
嫌いと思う一方で、助けられながら。
そしていつか、自分に何が出来るかを知って
大事なものを手にすることが出来る。
この映画の、千尋が銭婆のところへ向かう
電車のシーンが凄くすき。
景色と、その色が、特に。
ずっと以前に見たことがあるような
還る場所のような、来る前のような
逞しさと希望も混じる、泣きたいような
嬉しいような。
締め付けられる、懐かしい色。
そして傍には、大切な仲間。
最初は失うことから始まるのかも知れない。
若しくは、手にしていないコトに気づくこと。
いつか見つけたときに
幸福を感じると思う。
それが何であるかは、自分が知らなくても
きっと無意識が、それを知っている。
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